http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000000-nks-horse
武豊騎手(38)がJRA通算2944勝の最多勝を達成した。新記録まで4勝と迫った21日は、小倉競馬の4、8、11Rを勝って王手をかけると、12R有明特別のヒシワンスモアであっさり決めた。05年に引退した岡部幸雄元騎手(58)が37年と10カ月かかって作り上げた大記録を、わずか20年4カ月で更新。これまで数々の大記録を樹立した天才に、また新たな勲章が加わった。
大歓声に包まれた小倉の直線。武豊の細身の体がしなり、右手でヒシワンスモアの頭を押さえつける。左から右へ。ステッキを巧みに持ち替えると、4頭のたたき合いから体1つ抜け出した。
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2944勝。岡部の記録を、わずか20年と4カ月で更新する、前人未到のゴール。「とても大きくて重い数字。あの岡部さんの記録に並び、抜けたのだから誇れる」。偉大な先輩に敬意を表してか、派手なアクションはなし。ゴールを過ぎた後も、両手でジッと手綱を持ち、勝利をかみしめるように向正面まで流した。
笑みがはじけたのは表彰式。騎手として1163勝を挙げた父邦彦師から花束を渡された時だ。「照れくさかったけど、うれしかった。佐山先生(ヒシワンスモアの調教師)から『オヤジさん、すごい大きい声援を送っていたよ』と教えてもらった。良かったなぁと思った」。この時ばかりは息子の顔になっていた。後輩ジョッキーからの胴上げには、両手を広げて喜びを爆発させた。
87年、17歳でデビューして以来、武はいつも人々の注視の中にいた...
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